遠隔支援の利用
CWS APIでは、Soraをホスティングしています。
利用者側でSora Android SDKを用いてソフトウェアを作成いただくと、THINKLETでの利用が可能です。
CWS APIで提供中のSora
CWS APIで提供中のSoraのエンドポイントとバージョンは、次の通りです。
エンドポイント | バージョン |
---|---|
rock-nc.sora.thinklet.fd.ai | 2024.2.1 |
pop-nc.sora.thinklet.fd.ai | 2024.1.3 |
各バー ジョンの詳細については、WebRTC SFU Soraドキュメントをご参照ください。
利用方法
WebRTCエンドポイント取得APIを利用することで、任意のミーティングID(Channel)を発行できます。
発行したミーティングID(Channel)を利用することで、デバイスをミーティングに参加させる・ミーティング時の映像を録画するといったことが可能となります。
どのデバイスであっても、発行したミーティングID(Channel)に接続する場合は、アクセストークンを付与する必要があります。詳しくは こちらをご参照ください。
シグナリング接続時のIF
シグナリング接続ではmetadata
にアクセストークン文字列のみを指定する形式と、json文字列を入れてオプションを指定する形式があります。
IFが次のいずれかに当てはまる場合には、音声認識機能を利用しないものと判断した上で、シグナリング時の認証 処理は成功とみなします。
- オプションが未指定
- オプションの値がNULL、文字列ではない、空文字
- アクセストークン文字列のみ
アクセストークン文字列のみ
"metadata": "xxxxxxxxxxx"
json 文字列によるオプション指定
"metadata" : '{
"token": "xxxxxxxxxxx",
"options": "ja",
"spotlightEncodings" : [
{"rid": "r0", "active": true, "scaleResolutionDownBy": 2.0, "maxFramerate": 5.0},
{"rid": "r1", "active": true, "scaleResolutionDownBy": 2.0, "maxFramerate": 20.0},
{"rid": "r2", "active": true, "scaleResolutionDownBy": 1.0, "maxFramerate": 30.0}
]
}'
必須項目
token
: アクセストークン文字列
オプション項目
options
: 音声認識等mimiサービス利用オプション文字列spotlightEncodings
: スポットライト利用時の映像のエンコーディングパラメータ- 使用できるエンコーディングパラメータはSoraのドキュメントを参照。
- Soraのドキュメントに記載の入力規則に沿っていない場合はエラーとなる。
ミーティングID(Channel)の有効期限
WebRTCエンドポイント取得で発行したミーティングID(Channel)には有効期限があります。
Channelへの接続がない状態から10分経過した場合、有効期限切れとなりシグナリング接続時にエラーとなります。
録画データの保存
録画データを利用者様で保存される際は、Amazon S3と署名付きURL発行APIを利用者様であらかじめご用意ください。
CWS APIは、通知・アクセス設定で次のキーで登録されたURLに対して、利用者様のAmazon S3に録画データをアップロードする署名付URLの発行を依頼します。
soraRecGetMultiPresignedUrl
(録画データ(Sora)用署名付きURL取得URL(マルチパート対応))soraRecGetPresignedUrl
(録画データ(Sora)用署名付きURL取得URL)
上記両方のURLを登録した場合、soraRecGetMultiPresignedUrl
の設定が優先されます。
録画データのファイルサイズによりアップロードに失敗する可能性があるため、soraRecGetMultiPresignedUrl
の使用を推奨します。
マルチパートでの署名付きURLを発行した場合、利用者様で録画データ通知の受信を契機に、マルチパートアップロードの完了処理を実施してください。
署名付きURLの有効期限内に、マルチパートアップロードの完了処理を行わなかった場合、Amazon S3にアップロードされた録画データは利用できません。